備前 船山城


お城のデータ
所在地 岡山県岡山市北区原
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 須々木氏 築城年代: 永正・大永年間


見 ど こ ろ
 船山城は、原地区の東側に半島状に突きだした低い丘陵の先端部を利用して築かれている。 

 城の縄張りは、背後に堀切を設けて丘陵から城域を切り離し、堀切と土塁に守られるように主郭を置き、先端部に向けて三段の曲輪が設けられている。主郭以外は現在墓地となっていて、主郭には小さな社と立派な城跡碑が立てられていた。


歴     史
 船山城は、永正・大永年間に須々木氏によって築かれた。須々木氏は、御野郡の有力豪族で、金川城主松田氏に従っていた須々木豊前は、永禄6年に三村家親に攻められ降伏し、三村氏に従う。

 永禄10年に明禅寺合戦で宇喜多直家が三村氏に大勝すると、須々木豊前は宇喜多氏に従属を申し出るが、直家はこれを認めず、須々木氏は改易となり、300年以上続いた須々木氏は滅亡し、居城船山城も廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR津山線備前原駅〜徒歩約15分
 車 : 山陽道岡山IC〜国道53号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
主郭背後の土塁と堀切がこの城の見どころ・・・。

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