山城 醍醐寺境内


お城のデータ
所在地 京都府京都市伏見区醍醐東大路町
遺 構 金堂、五重塔、唐門、庭園等
形 式 寺院 築城者: 理源大師聖宝 築城年代: 貞観16年


見 ど こ ろ
 世界遺産に登録されている秀吉の「醍醐の花見」が催された醍醐寺、ここにお城が計画されていた。永禄11年、足利義昭が上醍醐にお城を築こうとしたが、醍醐寺の寺僧達の反対により断念したとか。

 秀吉の再興への寄与は境内の随所に見られるが、三宝院辺りが特に顕著だ。聚楽第などから集めた名石を配した三宝院の庭園は云うまでもないが、三宝院の唐門は伏見城からの移築門で、総門前の堀と塀などは城郭の雰囲気を漂わせていた。また、西門などの高麗門も城郭の雰囲気にピッタリだ。


歴     史
 醍醐寺は、貞観16年に理源大師聖宝により創建された。その後、醍醐天皇をはじめとする勅願によって整備され、上醍醐・下醍醐の伽藍が整った。

 応仁・文明の乱などの兵火により下醍醐は荒廃するが、慶長3年に催された豊臣秀吉の「醍醐の花見」を契機に金堂・三宝院等の醍醐寺復興が成された。


お城へのアクセス
鉄 道: 京都市営地下鉄東西線醍醐駅〜徒歩約15分
 車 : 名神高速京都東IC〜府道35号線
駐車場: 醍醐寺の参拝者用有料駐車場を利用


ひとくち MEMO
秀吉の「醍醐の花見」が催された寺院に足利義昭はかつてお城を・・・。

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