越中 升方城


お城のデータ
所在地 富山県魚津市升方字城山
遺 構 曲輪、土塁、石垣、堀切、畝状竪堀
形 式 山城 築城者: 椎名氏 築城年代: 戦国時代


見 ど こ ろ
 升方城は、早月川右岸に南北に連なる丘陵に築かれ、川を挟んで対岸の城山に位置する松倉城の支城群を構成していた。

 城の縄張りは、丘陵の山頂部に主郭を置き、一段下に主郭を取り囲むように二の曲輪が置かれ、西に向かって三段の段曲輪がある。二の丸下の緩斜面には、ブッシュで全体の様子は把握しづらいが、横移動を防ぐための畝状竪堀群がよく残ってる。

 遺構としては、本丸には土塁と石積み残り、その上には立派な城跡碑が建てられている。また、二の曲輪東側には横堀と土塁、土留めの石積みが残っていた。


歴     史
 升方城は、戦国時代に松倉城主椎名氏によって築かれたと推定されている。初代城主には椎名氏の家老小幡九助が入ったとされている。

 その後、天正11年に松倉城が佐々成政によって落とされ、越中が成政によって制圧されると、升方城へは佐々新左衛門が守将となった。その後、前田利家が越中を領すると竹田宮内が入った。


お城へのアクセス
鉄 道: あいの風とやま鉄道魚津駅〜バス/升方公民館前
 車 : 北陸道魚津IC〜国道8号線〜県道137号線
駐車場: 升方城の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
松倉城を支えた支城群の一つで畝状竪堀がよく残るお城。

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