丹波 藤懸陣屋


お城のデータ
所在地 京都府綾部市八津合町城下
遺 構 曲輪、土塁
形 式 陣屋 築城者: 藤懸永勝 築城年代: 慶長6年


見 ど こ ろ
( 陣屋の虎口跡 )
 藤懸陣屋は、上林城の南麓に築かれている。上林城駐車場の西側にある「村おこし研修館」南側下にある民家敷地一帯が陣屋跡だ。

 山頂部に中世城郭の麓に陣屋を構えた縄張りは、山家陣屋などと類似しており、金比羅神社前に大手門を構え、陣屋の西から南側の台地には家臣団の屋敷地となっている。

 陣屋の遺構は、民家敷地内に立ち入れないので敷地内は確認できないが、上林城駐車場へと通じる坂道の途中に陣屋虎口の遺構が残っていた。また、陣屋への坂道下の金比羅神社の石垣を見ると、容易にここにあった高禄旗本の陣屋を思い浮かべることができる。


歴     史
( 陣屋背後の上林城 )
 藤懸陣屋は、慶長6年に藤懸永勝によって築かれた。永勝は、丹波小雲16,000石を領していたが、関ヶ原の戦いでは西軍に与して細川藤孝が籠もる丹後田辺城を攻めた為、戦後に7,000石を減封され丹波上林6,000石に移された。

 その後、藤懸氏は分家3家に2,000石を分知して4,000石となったが、藤掛氏は代々上林を領して11代永英の時に明治を迎えた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陰本線綾部駅〜バス/寺町
 車 : 京都縦貫道京丹波わちIC〜国道27号線〜府道1号線
駐車場: 上林城の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
上林谷に勢力を誇った赤井氏の一族上林氏の居城。

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