肥前 深江城

お城のデータ
所在地：	長崎県南島原市深江町丙
遺　構：	曲輪、堀跡
形　式：	平城	築城者：	安富氏	築城年代：	不明

見　ど　こ　ろ

（ 出城のあった熊野神社 ） 　深江城は、深江川と支流薬師川と蛙津川とに三方を挟まれた舌状台地の先端部を利用して築かれている。島原の乱では一揆軍が最初に籠もり島原藩兵を悩ました深江城も今では城の形跡を探すだけで一苦労する。周囲の住宅地に埋没してしまった。 　県道沿いに城石碑と案内板が建てられているが、この辺りから南側が本丸、県道の北側が二の丸、熊野神社の辺りが出丸であった。神社付近が城跡の面影が幾分残っていた。

歴　　　　　史

（ 城跡を彷彿させる神社の石垣 ） 　深江城は、築城年代は定かでないが安富氏によって築かれた。正応5年に安富頼清が執権北条貞時から地頭職を得て下向して深江に居館を構えた。安富氏は、勢力拡大と共に戦後時代までに深江城を築き、天正年間には日野江城の有馬氏に従っていた。 　天正12年、沖田畷の合戦では安富純泰は龍造寺氏に与して深江城に籠城したが、龍造寺隆信の討死して龍造寺方の敗北となったため、純泰は深江城を脱して佐賀へと移った。

お城へのアクセス
鉄　道：	島原鉄道島原港駅〜バス／川原下〜徒歩約10分
車　：	長崎道諫早ＩＣ〜国道251号線
駐車場：	なし

ひとくち ＭＥＭＯ

島原の乱のとき、一揆軍が最初に籠城したお城。

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