信濃 福島正則館


お城のデータ
所在地 長野県上高井郡高山村高井八幡添
遺 構 土塁
形 式 居館 築城者: 福島正則 築城年代: 元和5年


見 ど こ ろ
 福島正則の改易は、幕府の豊臣系外様大名の取りつぶしの代表例としてよく歴史書に登場する。芸備両国の太守が改易後どうなったか、戦国を生き抜いた正則の晩年の地には以前から興味があった。

 『東西57間、南北40間、四方に高土塁を築き、塁の外に空堀が廻らしてあった。』と案内板に書かれていたが、居館としては高梨氏居館(中野市)とほぼ同様の規模とか。現在、高井寺の東北隅に高さ約2m×長さ約19mの土塁が残存している。(見学不可) 但し、寺の周囲の立派な石垣は、安政年間に土塁や空堀を壊して築かれてたものだ。


歴     史
 元和5年、安芸広島城主福島正則は広島城無届け普請の咎により城地没収となり、信濃高井郡内と越後魚沼郡内にて45,000石の捨て扶持を与えられ、高井野の地に居館を築いた。

 正則は、僅か数年の間であるが民政に尽くしたが、寛永元年に64歳で病死、領内雁田(小布施町)の岩松院に葬られた。


お城へのアクセス
鉄 道: 長野電鉄河東線須坂駅〜バス/堀ノ内
 車 : 上信越道須坂長野東IC〜国道403号線〜県道54号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
戦国の武将福島正則が晩年失意に過ごした館。

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