越中 舟見城


お城のデータ
所在地 富山県下新川郡入善町舟見
遺 構 曲輪、模擬櫓、堀切
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 舟見城は、舟川右岸の丘陵上に築かれていて、旧北陸道の宿場町として栄えた舟見宿を見下ろす位置にあり、宮崎城と共に戦略上の重要な山城であった。

 現在、舟見山自然公園として公園化され模擬櫓が建てられている。この公園化により城の縄張りは良く分からなくなっているが、模擬櫓の南西部には自然地形に少し手を加えた段差や張り出した尾根筋に1条の堀切が残っていて、これが唯一山城らしい遺構であった。


歴     史
 舟見城は、築城年代や築城者については定かでないが、平安末期の源平動乱期に北陸宮を奉じた宮崎長康の子入善小太郎が舟見城を築き、共に木曽義仲と平家追討の軍を進めたと云われている。

 戦国時代の弘治年間に城主飛騨守五郎左衛門尉が越中に侵攻した上杉勢と戦いに敗れ、黒部川の飛騨ヶ淵に身を投じたと伝えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: あいの風とやま鉄道入善駅〜バス/舟見
 車 : 北陸道黒部IC〜県道14号線〜県道13号線
駐車場: 舟見山自然公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
北陸道の宿場町を見下ろすお城。

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