大和 御所陣屋


お城のデータ
所在地 奈良県御所市代官町
遺 構 なし
形 式 陣屋 築城者: 桑山元晴 築城年代: 慶長年間


見 ど こ ろ
(道路に埋め込められたプレート)
 御所陣屋は、葛城川の挟んで東側の「東御所」地域に築かれていた。東御所は、元々円照寺を中心とした環濠集落が形成されていて、その西側に環濠集落を城下町とするように陣屋が配置された。 

 現在の御所いきいきライフセンター南側の道路からJR和歌山線までが陣屋の範囲だ。陣屋跡は、現在は住宅地・水田等になり遺構などは何も残っていない。地名に「代官町」や「馬場(バス停)」などが名が残るだけ。 


歴     史
 御所陣屋は、慶長年間に桑山元晴によって築かれた。元晴は、和歌山城主桑山重晴の次男で、慶長5年の関ヶ原の戦功もあり、10,000石を分知されそれまでの所領と合わせて12,000石の大名に列した。更に慶長14年には父重晴の遺領を含めて26,000石を領した。

 寛永6年、2代貞晴が継嗣無く没し御所桑山氏は改易となった。桑山氏改易後は、幕府直轄領となり代官所が置かれ明治に至った。尚、貞晴の弟栄晴が寛永7年に家名存続を許され、常陸・下野で1,000石を与えられ旗本となっている。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄御所線近鉄御所駅〜バス/代官町
 車 : 南阪奈道路葛城IC〜国道24号線〜県道118号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
環濠集落を城下町として築かれた江戸時代初期にあった陣屋。

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