播磨 野間城


お城のデータ
所在地 兵庫県多可郡多可町八千代区中野間
遺 構 曲輪、石垣、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 有田重友 築城年代: 貞治元年


見 ど こ ろ
 野間城へは、2つの登城ルートがあり、極楽寺から谷筋を登るルート(伝大手道)と尾根筋を登るルートだ。尾根筋ルートは、少々急斜面だが、遊歩道が整備されていて歩きやすい。

 野間城は、山頂部に主郭を置き、東西に曲輪が連なる連郭式の縄張りだ。曲輪と曲輪を結ぶ通路が全て南側に設けられていることから、野間城は北方面に備えた城と云えるだろう。

 野間城は、各曲輪とも下草が苅られ綺麗に整備されていて、城の遺構も確認しやすい。城山自体岩山で、削平には相当労力を要したと容易に想像がつくが、この岩を利用した野面積みの石垣が主郭南面に残っていた。


歴     史
 野間城は、貞治元年に有田(在田)重友によって築かれた。有田氏は、摂津滝山城主赤松範資(赤松嫡流家)の次男朝範が加西郡有田荘を与えられ、有田氏を称したことに始まる。

 有田重友以後、有田氏6代の居城となった。有田宗晴が城主であった天正3年に矢口城主別所重棟との戦いに敗れ野間城は落城した。別所重棟は、後に但馬八木城主となるが、野間城は別所氏の支配時にも使用されたとの記録もあるが、何時廃城になったかは定かではない。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR加古川線西脇市駅〜バス/川西
 車 : 中国道加西IC〜県道24号線〜県道143号線
駐車場: 登城口前(橋を渡った左手)に無料駐車場あり。


ひとくち MEMO
急な尾根道を登ると野面積みの石垣がある曲輪が出迎えてくれるお城。
  • 野間城の登城口
    八千代町役場から野間川を渡り、県道143号線を右折して北上する。 左手の山が野間城だ。野間川を渡ったところに駐車場をがある。登城口は川を渡る手前左手にあり、登城口の標識がある。

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