越中 蓮沼城


お城のデータ
所在地 富山県小矢部市蓮沼
遺 構 なし
形 式 平城 築城者: 遊佐氏 築城年代: 永享年間


見 ど こ ろ
 蓮沼城は、現在全くその痕跡すら残していない。蓮沼地区の住宅・水田が蓮沼城趾の上にあると言ってよい。

 蓮沼地区の東側を通る県道沿いにある「蓮沼」のバス停から蓮沼地区へと緩やかな坂道を登って左手に進むと地区公民館があり、この脇に石組みも立派な「蓮沼城趾」の石碑が建てられていた。


歴     史
 蓮沼城は、室町時代の永享年間に遊佐氏によって築かれた。遊佐氏は、越中守護畠山氏の守護代として礪波郡を支配し、越中には又守護代を置いた。その後、遊佐加賀守が蓮沼城に居城した。

 遊佐氏は、戦国時代には上杉謙信に攻められ開城したと伝えられている。その後、蓮沼城には同じく謙信に松倉城を追われた椎名康胤が一時拠ったが、天正4年に謙信に攻められ落城した。

 天正13年、佐々成政が豊臣秀吉と敵対すると、金沢城主前田利家に蓮沼城は攻められ、戸数6,000軒を数えた城下共々焼かれてしまった。
 


お城へのアクセス
鉄 道: JR北陸本線石動駅〜タクシー
 車 : 北陸道小矢部IC〜県道42号線〜市道
駐車場: なし


ひとくち MEMO
地区公民館の前にメチャメチャ立派な石碑がある平城。

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