伊予 畠山城


お城のデータ
所在地 愛媛県四国中央市川之江町畠山
遺 構 曲輪、石垣、井戸
形 式 平山城 築城者: 延元年間 築城年代: 河野通政


見 ど こ ろ
 畠山城は、燧灘に面した細長い舌状台地の先端部に築かれている。現在、城跡には塩竃神社の境内となっている。

 神社の鳥居から石段を登るが、三段の帯曲輪と石垣が今も残っている。神社の社殿が建てられている所が二の丸、社殿背後に一段高くなっている所が本丸だ。本丸は、荒れ放題となっているが、ちゃんと畠山城の石碑が建てられていた。本丸は三角形の地形となっているが、国道と鉄道によって一部が削り取られたと思われる。


歴     史
 畠山城は、延元年間に河野通政よって仏殿城の枝城として築城された。このため、畠山城は常に仏殿城と運命を共にしている。

 康永元年、細川頼春が讃岐・淡路の軍勢を率いて仏殿城を攻めた。この時、河野通政の武将土肥義昌が仏殿城を守り、畠山城は由良氏が守将であった。細川氏の大軍の前に両城とも落城した。天正13年に小早川隆景によって仏殿城が落城し、その後廃城になったと共に畠山城も廃城になったと考えられる。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR予讃線川之江駅〜徒歩約10分
 車 : 松山道三島川之江IC〜県道333号線〜国道11号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
仏殿城と運命を共にした小城

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