美濃 東高木陣屋

お城のデータ
所在地：	岐阜県大垣市上石津町宮
遺　構：	曲輪、石垣、土蔵
形　式：	陣屋	築城者：	高木貞友	築城年代：	慶長6年

見　ど　こ　ろ

（ 伊勢街道と陣屋の石垣 ） 　東高木陣屋は、西高木陣屋の東側にある宮のバス停前から東側の住宅地一帯に築かれていた。バス道に沿って南北に細長い敷地となっていて、「高木三家鳥瞰図」を見ると、敷地は一部が牧田川の段丘下まであったようだ。 　遺構は、陣屋北端に文政年間に建てられた土倉が残り、その北側を通る旧伊勢街道に面して陣屋の石垣も残っていた。

歴　　　　　史

東高木陣屋は、慶長6年に高木貞友によって築かれた。貞友は今尾城主高木貞久の子で、天正11年に父貞久が没し美濃駒野城を継承した。天正12年の小牧・長久手の戦いでは織田信雄に組みして駒野城に籠城して羽柴方と戦っている。天正18年に織田信雄改易に伴い美濃の地を離れた。 　慶長2年に徳川家康に召し抱えられ、関ヶ原の戦功により1,000石へ加増され多良に陣屋を構えた。東高木家は、交代寄合美濃衆として代々続き11代貞嘉の時に明治を迎えた。

お城へのアクセス
鉄　道：	ＪＲ東海道本線関ヶ原駅〜バス／宮
車　：	名神高速関ヶ原ＩＣ〜国道365号線
駐車場：	上石津郷土資料館の無料駐車場を利用

ひとくち ＭＥＭＯ

交代寄合美濃衆の東高木家の陣屋。

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