大和 平清水城


お城のデータ
所在地 奈良県奈良市平清水町
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 丘城 築城者: 平清水氏 築城年代: 室町時代


見 ど こ ろ
 平清水城には、北城と南城と二つの城がある。南城は、バス停から平清水集落へ入る道の左手の丘にあり、現在は民家の宅地となっている。

 北城は、平清水公民館の北側にある丘に築かれ、城の遺構も良く残っている。方形単郭の典型的な山内豪族の城といえる縄張りとなっている。城の東から南側にかけては、後世の改変もあり遺構は明確ではない。西から北側には、掻き上げられた土塁と空堀がよく残る。また、搦め手虎口付近には土橋の遺構もあっり、小さいながらも土塁や切岸の高さもあり、見応えのある一城だ。


歴     史
 平清水城は、室町時代に平清水氏によって築かれた。平清水氏は、古市氏に従って行動し、応仁の乱では国中の新木庄を横領して勢力を伸ばした。

 須川城主簀川氏を中心に山中諸氏は、国中に勢力拡大を図る筒井城主筒井順昭に敵対する。天文12年に筒井氏に須川城が攻められ落城するが、この時平清水城も攻められ落城したと考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR関西本線奈良駅、近鉄奈良線奈良駅〜バス/平清水口
 車 : 西名阪道郡山IC〜国道24号線〜国道369号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
空堀と斜めに渡る土橋が残るお城。

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