信濃 飯島城


お城のデータ
所在地 長野県上伊那郡飯島町本郷
遺 構 曲輪、空堀、土塁
形 式 平山城 築城者: 飯島氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 飯田城は、本郷の河岸段丘に築かれている。東は天竜川で南は子生沢の深い谷となり、北は相の沢などの小河川による急斜面となった要害の地で、城の規模も伊那谷では最大級の城だ。

 飯島城は、本城・登城からなる中世後期と東方の城山・前の田などの曲輪郭地域(中世前期)とに大きく分けられる。各曲輪には空堀・土塁の遺構が残されている。


歴     史
 飯島城は、築城年代は定かではないが信濃の名族片切氏の一族飯島氏によって築城された。

 戦国時代の天文23年、飯島氏は本家片切氏と共に武田信玄の伊那侵攻に対して松尾城主小笠原信定に従って武田勢を迎え撃った。しかし、知久頼元の神之峰城が落城すると片切氏ともに武田氏に降った。

 天正10年織田信長の伊那進攻で飯島城は落城し、飯島氏は滅亡した。その後、本能寺の変後、飯島氏一族は徳川家康や小笠原家の家臣となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線伊那本郷駅〜徒歩約15分
 車 : 中央道松川IC〜国道153号線〜町道
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
伊那谷最大級の中世城郭、今も要害の地形には変わりはない。
  • 飯島城の縄張り図(現地案内板より)
  • 飯島城への道しるべ
    JR飯田線伊那本郷駅から東に2つ目の交差点を右折、そこから道なりに直進すると西岸寺がある。この寺は鎌倉時代に創建された寺で飯島城主とも関係が深いとか。寺の山門前の農道をともかく道なりに直進すると飯島城本城へと自然に入る。但し、車を反転する場所がないので、300m程バックで戻る覚悟を・・・。

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