美濃 伊木山城


お城のデータ
所在地 岐阜県各務原市小伊木4丁目
遺 構 曲輪、土塁
形 式 山城 築城者: 伊木忠次 築城年代: 天正年間


見 ど こ ろ
( 旧熊野神社社殿跡 )
 伊木山城は、木曽川沿いにある独立丘陵で、現在は「いこいの森伊木の森」となっている伊木山山頂部に築かれた城だ。伊木山山頂部に主郭を置き、東西それぞれに2段の曲輪を置いた縄張りで、主郭部にはテレビの中継設備が設置されている。

 城の遺構は、曲輪だけで土塁や竪堀を注意深く探して見たが残っていないようだ。山頂部から西へ尾根筋を行くと熊野神社旧社殿跡を含めて2つのピークがあり、それぞれが出丸的な防御設備が配置されていたと考えたい。


歴     史
 伊木山城は、築城年代や築城者については諸説があり、詳細については定かでないが、永禄年間には伊木忠次が居城していた。永禄8年、織田信長に鵜沼城と伊木山城の攻略を命じられてた木下秀吉は、伊木山城主伊木忠次を調略して織田方に降らせた。 

 伊木忠次はその後池田輝政に仕え、天正18年に輝政の三河吉田への転封に従って移り、伊木山城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 名鉄各務原線鵜沼宿駅〜徒歩約15分
 車 : 東海北陸道岐阜各務原IC〜国道21号線〜県道95号線
駐車場: 「いこいの森伊木の森」の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
織田信長による美濃攻略の足掛かりとなったお城。

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