因幡 天神山城


お城のデータ
所在地 鳥取県鳥取市湖山町南3丁目
遺 構 曲輪、井戸、空堀、水濠
形 式 平山城 築城者: 山名勝豊 築城年代: 文正元年


見 ど こ ろ
 天神山城は、現在鳥取県立鳥取農高の敷地内にある天神山を中核に築かれた城だ。

 農高のグランド北側を流れる旧湖山川を外堀として、南は日吉神社のある卯山までが城域で二重の堀が廻らされていた。しかし、堀は今はなく櫓台・曲輪跡の削平地が残る天神山には入ることが出来ない。(平日ならば高校事務所で許可をお願いすることも出来るかも・・・)


歴     史
 文正元年、因幡山名氏の5代山名勝豊は、それまでの二上山城から天神山城を築いて守護所を移した。

 天文17年、山名誠通は同族但馬山名祐豊と争い、天神山城を焼かれ、誠通も討ち死にした。その後、因幡守護山名氏は、豊成=豊定−豊数=豊国と武田高信との因幡国内での勢力争いが続き、元亀3年に武田氏を滅ぼしたが、守護山名氏の勢力は衰えた。天正元年、山名豊国は居城を鳥取城へ移し、天神山城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陰本線湖山駅〜バス/鳥取農高前
 車 : 中国道作用IC〜国道373号線〜国道53号線/鳥取〜国道9号線〜県道264号
駐車場: なし。(鳥取農高正門前付近に路上駐車)


ひとくち MEMO
山陰の守護、山名氏の守護所となったお城。

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