信濃 山本陣屋


お城のデータ
所在地 長野県飯田市山本
遺 構 曲輪、石垣
形 式 陣屋 築城者: 近藤重直 築城年代: 元和4年


見 ど こ ろ
 山本陣屋は、飯田山本ICの北西部にある西林寺南側の宅地と畑地一帯に築かれていた。

 西林寺山門脇の石垣は、この陣屋が築かれた頃は、まだまだ戦国の名残を色濃く残す時代であり、「領主の居城」として堅固な構えの遺構と云える。東面の石垣ラインは、結構な長さがあるが、石垣前に民家が建てられており、遠目にしか遺構確認するしかかった。


歴     史
 山本陣屋は、元和4年に近藤重直によって築かれた。重直の父政成は堀秀政の四男に生まれ、秀政の重臣近藤重勝の養子となり、慶長9年に越後蔵王堂で1万石を領した。 

 慶長15年に本家堀忠俊が改易となった時、信濃高井郡内に1万石を与えられてたが、元和4年に死去し、嫡男重直が幼少のため半知減封で5千石を領する交代旗本となった。4代政徳の時から江戸定府に変わるが、11代に亘ってこの地を領して明治に至った。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線飯田駅〜バス/山本自治振興センター前
 車 : 中央道飯田山本IC〜国道153号線〜市道
駐車場: なし


ひとくち MEMO
元交代旗本の陣屋の石垣は今も堂々とした姿を残している。

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