岩代 石母田城


お城のデータ
所在地 福島県伊達郡国見町石母田字館ノ内
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 平城 築城者: 石母田氏 築城年代: 鎌倉時代


見 ど こ ろ
 石母田城は、石母田地区の中央部に位置し、往事の町割りをそのまま伝えるかの様に住宅地と果樹園になっている。

 石母田城は、本丸を分厚い土塁と堀で取り囲み、西に二の丸、東から南に三の丸を置き周囲を外堀が取り囲む複郭式の縄張りとなっていた。現在、本丸周囲の土塁・空堀、外堀の一部と土塁が残り、中世城郭の遺構としては比較的良好な状態であった。


歴     史
 石母田城は、鎌倉時代に石母田氏によって築かれた。石母田氏は、伊達氏譜代の家臣。天文13年の伊達稙宗・晴宗父子の内紛「天文の乱」の折には伊達稙宗の拠点となり、晴宗方に攻められて落城したため稙宗は八丁目城へと移った。

 天正19年、秀吉による奥州仕置により石母田城は廃城となり、城主石母田景頼は、伊達政宗の岩出山城移封に従い伊具郡荒山城へと移った。石母田景頼は後に桑折氏の名跡を継承、元和元年伊達秀宗が伊予宇和島10万石に封じられた折りに筆頭家老となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東北本線藤田駅〜バス/県北中前
 車 : 東北道国見IC〜県道46号線〜国道4号線/宮前〜町道
駐車場: なし


ひとくち MEMO
本丸を取り囲む分厚い土塁が今も残るお城。

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