周防 一ノ井手城


お城のデータ
所在地 周南市徳山字上一ノ井手
遺 構 なし。
形 式 山城 築城者: 杉 氏 築城年代: 室町時代


見 ど こ ろ
 一ノ井手城は、天正2年に杉元相が建立した興元寺の西側の城山に築かれていた。徳山動物園辺りに居館を構えていた杉氏の詰の城であった。

 雨天時の訪問であったため城山へは登れなかったが、現在は山頂部はかなり削られ城の遺構は残っていないようだ。興元寺には杉元相と横死した元宣の墓がある。元宣の妻(児玉元良娘)が後に毛利輝元の側室となり、毛利秀就・就隆の生母となっている。


歴     史
 一ノ井手城は、室町時代に杉氏によって築かれたと伝えられている。元相は、大内義驍ノ仕え、弘治元年の厳島の合戦後に毛利氏による防長経略時に毛利氏に降伏し、旧領安堵の他に都濃郡野山の地を与えられた。天正17年に元相の跡を継いだ元宣は、小早川隆景により謀殺され杉氏は断絶した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陽新幹線・山陽本線徳山駅〜バス/一ノ井手
 車 : 山陽道徳山東IC〜国道2号線〜国道315号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
周防の名族杉氏の一族元相・元宣二代の居城。

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