越中 城端城


お城のデータ
所在地 富山県南砺市西上
遺 構 曲輪、移築門
形 式 平城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 城端城は、河岸段丘の先端部分に築かれ、東西を段丘崖と河川によって他と隔てられ、しかも東西を流れる山田川と池川は段丘北側で合流する天然の要害地形にある。

 城跡にある善徳寺を西側にある神明社辺りから眺めると、段丘崖の高さは相当あり、なるほどここに城が築かれたことがよくわかる。城の遺構は、数少ないが砺波市にある万福寺山門は、城端城の城門を移築したものだ。また、善徳寺境内の太鼓堂も荒木氏の寄進したものとか。


歴     史
 城端城は、築城年代は定かではないが戦国時代に荒木大膳(膳太夫、六兵衛ともいう)や斎藤九右衛門が居城した。その後、富山城主佐々成政が越中を制すると、城端城には河内才右衛門が守将となった。

 尚、善徳寺の寺伝によれば、城主荒木氏が福光より善徳寺を招き、城地・城門を寄進したとか。寺の移築は、永禄年間か元亀年間と云われ確かな年代は不明である。
 


お城へのアクセス
鉄 道: JR城端線城端駅〜バス/城端南町
 車 : 東海北陸道福光IC〜国道304号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
城主荒木氏が城地を寄進した善徳寺の境内となっている平城。
  • 城端城城門の移築先
    万福寺 富山県砺波市苗加
     

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