美濃 十七条城


お城のデータ
所在地 岐阜県瑞穂市十七条
遺 構 郭跡、堀跡
形 式 平城 築城者: 土岐頼胤 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 十七条の集落はずれに熊野神社がある。ここも十七条城の曲輪の一つだ。神社鳥居脇に大きな案内板があり、縄張図が記載されている。

 広い堀によって曲輪が分かられ、さながら沼地に浮かぶ城のような感がするが、現在では堀は水田と住宅地になっている。十七条城本丸は、集落の中では一段高くなっており、堀の名残もある。しかし、ここも民家。竹藪の角に夏草に隠れるように石碑が建っていた。


歴     史
 十七条城は、船木城とも呼ばれ、築城年代は定かではないが、土岐(船木)頼胤によって築かれた。享禄年間、林城主林正長が十七条城を修復して移り、その後、正長−正三と2代に渡り居城とした。

 正三の子市助は、曽根城主稲葉一鉄の長男重通の婿養子となり稲葉正成と称し、十七条城で1万石を領した。(後2万石)この正成の妻が「春日局」である。稲葉正成の三男正勝は、老中となり小田原城主となり、正勝の弟正定が尾張徳川家に出仕し、十七条城を領したが孫の代で嗣子なく断絶した。


お城へのアクセス
鉄 道: 樽見鉄道美江寺駅〜徒歩約15分
 車 : 名神高速大垣IC〜国道258号線〜県道156号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
春日の局の夫、稲葉正成の居城。

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