遠江 掛塚陣屋


お城のデータ
所在地 静岡県磐田市笠梅
遺 構 移築門
形 式 陣屋 築城者: 加賀爪直澄 築城年代: 寛永18年頃


見 ど こ ろ
 「笠梅地区の県道沿いに標柱と案内板が立てられている」とのHPなどの写真を見て訪れたが、撤去されていた。現在の陣屋跡は民家や畑地となっていて、陣屋の遺構は残っていないが、向笠小学校近くの民家に陣屋(分家幾三郎家の陣屋門)が移築され現存している。


歴     史
 掛塚陣屋は、寛永18年頃に加賀爪直澄によって築かれた。直澄は、徳川家光の小姓から書院番頭・大番頭等の要職を歴任し、寛永18年に父忠澄の遺領と合わせ11,500石を領して大名に列し、遠江掛塚と武蔵高坂に陣屋を構えた。

 直澄は、弟2人に1,500石を分知したが、寛永8年に3,000石を加増され13,000石を領した。延宝9年、2代直清が成瀬正章と領地問題を起こし改易となった。改易後、分家幾三郎家が1,000石を掛塚に采地陣屋を構え明治に至っている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線磐田駅〜バス/笠梅
 車 : 東名磐田IC〜県道283号線〜県道374号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
二代目が改易となってしまった譜代大名の陣屋。

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