遠江 掛川古城


お城のデータ
所在地 静岡県掛川市掛川元郭内
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 丘城 築城者: 朝比奈泰X 築城年代: 文明年間


見 ど こ ろ
( 龍華院大猷院殿霊廟 )
 掛川古城は、掛川城の東側にある第一小学校と背後の現在龍華院の境内となっている龍胴山一帯に築かれていた。

 小学校の敷地は城主居館があったところで、龍胴山山頂部は、二段に分かれた主郭(龍華院境内)が置かれ、ここには江戸時代に北条氏重が建てた3代将軍徳川家光の霊牌を安置した霊廟がある。霊廟の東側には土塁の遺構がある。

 丘陵を二分するように掘られた堀切を隔てて東側に二の曲輪・三の曲輪が配され、現在は公園となっていた。


歴     史
( 主郭東側の土塁 )
 掛川古城は、文明年間に朝比奈泰Xによって築かれた。応仁の乱で東軍に与した今川義忠が、西軍の遠江守護斯波義廉に与した遠江国人衆に対応するために、重臣朝比奈泰Xに命じて築かせた。

 文亀元年に斯波氏に呼応して信濃の小笠原氏が遠江へと侵攻すると、朝比奈泰Xは古城と丘陵続きの竜頭山に新城(掛川城)の築城を始め、永正9年に泰Xは没するが翌年に家督を継いだ嫡男泰能が城を完成させ新城へと移った。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道新幹線・東海道本線掛川駅〜バス/神明町入口
 車 : 東名掛川IC〜県道38号線
駐車場: 掛川城周辺の有料駐車場を利用


ひとくち MEMO
3代将軍徳川家光の霊牌を安置した霊廟が建てられているお城。

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