河内 上赤阪城


お城のデータ
所在地 大阪府南河内郡千早赤阪村桐山
遺 構 曲輪、堅堀、堀切、木戸跡
形 式 山城 築城者: 楠木正成 築城年代: 元弘年間


見 ど こ ろ
 登城口から城坂と呼ばれる登城道を登る。登り口に一の木戸、途中に二の木戸・三の木戸(木戸のあるところは全て背後に曲輪がある)に守られ、四の木戸のある算盤橋付近には堀切・竪堀が良く残っている。

 四の木戸から左手に5つの曲輪が階段状に並んでいる、ここが東城とも呼ばれている二の丸曲輪群だ。曲輪上は雑木こそ伐られているが一面下草に覆われていた。

 陣小屋等が建てられていた云われる茶碗原の削平地を経て、千畳敷と呼ばれる本丸へと登る。本丸北の一角が綺麗に整備され、ここに石碑もある。


歴     史
 上赤阪城は、元弘年間に楠木正成によって築かれた。この上赤阪城が本城、詰の城が千早城、出城が下赤阪城だ。この地は、楠木氏の本拠地(千早赤阪村)で下赤阪城も含めて広義の赤阪城とも云われている。

 元弘3年、鎌倉幕府に反旗を翻した楠木正成を討つため、鎌倉幕府は大軍を派遣してこの城を攻めた。周囲に配置した砦群を落とされ、防戦10日で城は落城した。


お城へのアクセス
鉄 道: 南海高野線河内長野駅、近鉄長野線富田林駅〜バス/森屋
 車 : 阪和道美原北IC〜国道309号線〜町道
駐車場: 登城口前の無料駐車場を利用(約5台程度)


ひとくち MEMO
整備状態はあまり良くないが、曲輪群などの遺構が良く残るお城。

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