備中 鴨方陣屋


お城のデータ
所在地 岡山県浅口市鴨方町鴨方
遺 構 曲輪、石垣、井戸
形 式 陣屋 築城者: 池田政言 築城年代: 寛文12年


見 ど こ ろ
 鴨方陣屋は、岡山新田藩の采地陣屋「御用場」として鴨方城の南麓に築かれた。鴨方池田家は、本家から独立した体制でなく、領主の鴨方入りに際しては、「かもがた町家公園」となっている高戸家宅を宿所としていたようで、陣屋も領主の居所として構築されていない。

 陣屋の縄張りは、現在の黒住教教会と小学校跡地一帯でため、東西約57m×南北役33m程の規模で石高の割には規模の小さなものだ。遺構は、南面の石垣(表門付近等一部積み直されている)や教会内に陣屋の井戸も残っていている。 


歴     史
( 高戸家住宅 )
 鴨方陣屋は、寛文12年に池田政言によって築かれた。池田光政の次男政言は、備中浅口郡・小田郡・窪屋郡内で25,000石を与えられ分家した。

 鴨方池田家は、岡山新田藩と呼ばれ岡山城内に屋敷(現県立美術館敷地)を構えており、鴨方には采地陣屋を設けていた。10代政保の時に明治を迎えるが、明治元年に鴨方藩を称した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陽本線鴨方駅〜バス/鴨西公民館前(月・木運行)
 車 : 山陽道鴨方IC〜県道64号線
駐車場: かもがた町家公園の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
岡山池田家の支藩、岡山新田藩の陣屋。

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