三河 金谷城


お城のデータ
所在地 愛知県豊田市金谷1丁目
遺 構 曲輪、堀切
形 式 丘城 築城者: 中条景長 築城年代: 延慶年間


見 ど こ ろ
 金谷城(挙母城)は、上挙母駅から北東部に少し歩いたところにある勝手神社境内に城跡碑が立てられている。神社の南側の住宅地から竹藪が金谷城の曲輪で、曲輪を区切る堀切も残っているが、名鉄三河線が城跡を縦断するように敷設されていた。


歴     史
 金谷城は、延慶年間に中条景長よって築かれた。鎌倉幕府の中で重きをなしていた中条景長は延慶2年に賀茂郡高橋荘挙母(衣)郷に居住し、南北朝の争乱期には足利尊氏に従い金谷城を拠点として、三河の南朝勢力と戦った。

 室町時代には幕府評定衆として勢力を誇っていたが、戦国時代になると勢力は衰え、明応2年中条秀章は、安祥城主松平親忠と井田野で戦い敗北し、衰退に拍車がかかった。その後、永禄4年、中条常隆は織田信長に攻められ、鎌倉時代からこの地を領した中条氏は滅亡した。


お城へのアクセス
鉄 道: 名鉄三河線上挙母駅〜徒歩約10分
 車 : 東名豊田IC〜国道155号線/上挙母4丁目〜市道
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
お城の中を線路が縦断しているとは・・・。

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