越後 川浦陣屋


お城のデータ
所在地 新潟県上越市三和区番町
遺 構 井戸、移築門
形 式 陣屋 築城者: 徳川幕府 築城年代: 寛保2年


見 ど こ ろ
 川浦陣屋は、松之山街道(現在の県道13号線)沿いに築かれた幕府代官所だ。番町のバス停側に陣屋の標柱が立てられてる。ここから北正面にある陣屋が「御陣屋稲荷社」で、神社境内と東側の宅地・畑地一帯に陣屋があった。陣屋は周囲を堀と土塁に囲繞された縄張りで、陣屋裏側の道路が堀のラインと推定できる。

 陣屋の遺構は、神社東側に畑の灌漑用に利用されている井戸がかつて陣屋長屋内にあった井戸とか。また、陣屋跡から北に少し行った所にある善巧寺に陣屋門が移築されている。 


歴     史
 川浦陣屋(代官所)は、寛保2年に徳川幕府によって築かれた。榊原政永が姫路から高田に移封された際、頸城郡内の87ヶ村約5万石の天領を支配するために置かれた。

 川浦陣屋は、安永4年には82,624石、寛政7年には69,119石と支配領は変動するが幕末まで頸城郡内の天領支配の中心地であった。川浦代官は、初代萩原藤七郎から大草太郎左衛門まで116年間に36代が務めた。13代竹垣三右衛門が天明8年に陣屋の鎮守として稲荷社を建立した。(現地案内板より)


お城へのアクセス
鉄 道: JR信越本線高田駅〜バス/番町
 車 : 北陸道上越IC〜国道18号線〜県道13号線
駐車場: なし(御陣屋稲荷神社前に駐車ペースあり)


ひとくち MEMO
頸城郡内の天領を支配した幕府代官所。
  • 川浦陣屋の移築門
    善巧寺 新潟県上越市三和区野

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