常陸 古徳城


お城のデータ
所在地 茨城県那珂市古徳字小屋
遺 構 曲輪、土塁、横堀
形 式 丘城 築城者: 古徳義純 築城年代: 永和元年


見 ど こ ろ
( 主郭の虎口と土塁 )
 古徳城は、白鳥の飛来することで知られている古徳沼北側の勢揃山に築かれていて、白鳥観察用の小公園から古徳城への遊歩道が整備されている。

 古徳城の縄張りは、半島状の勢揃山のピークに方形の主郭を置き、先端部に向けて二の曲輪・三の曲輪・四の曲輪が連郭式に曲輪が配置されている。主郭と二の曲輪は土塁と横堀が囲繞し、虎口前はそれぞれ二重の横堀となっている。また、南側斜面に更に外側に横堀が構築され、横堀を多用した縄張りは見応えがあった。 


歴     史
( 主郭の横堀と土塁 )
 古徳城は、永和元年に古徳義純によって築かれた。大掾義幹の次男義純がこの地を分知されて古徳氏を称した。

 応永33年に大掾満幹が府中城へと本拠を移すと、古徳氏は江戸氏に降り義包−義優と江戸氏に仕えた。その後、古徳義優は江戸氏の相続争いで弟江戸通達に与した為、兄江戸勝通に攻められ古徳城は落城し古徳氏は滅亡した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR水郡線瓜連駅〜徒歩約20分
 車 : 常磐道那珂IC〜国道118号線
駐車場: 古徳沼白鳥見学者用の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
毎年白鳥が飛来する古徳沼を見下ろす丘に築かれたお城。

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