山城 神足城


お城のデータ
所在地 京都府長岡京市東神足2丁目
遺 構 土塁、土橋、虎口、空堀
形 式 平城 築城者: 神足氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 神足城は、勝龍寺城から北へ100m程の所にある神足神社の境内一帯に築かれていた。以前は、神社の社殿南側は竹藪となっていて、その中に土塁・空堀が残っていたが、近年竹藪が伐採され公園化されたおかげで、土塁(一部横矢掛の土塁となっていた)・土橋・虎口・空堀の遺構がよくわかる。

 この土塁と空堀は、細川藤孝が築いた勝龍寺城の外郭の一部で、神足城(神足屋敷)を勝龍寺城築城に際して曲輪の一部として取り込んだものだ。案内板の記述によれば、発掘調査で神社の東側(現在消滅)にも土塁と空堀があったことが確認されている。


歴     史
( 整備前の土塁 )
 神足城は、築城年代は定かではないが神足氏によって築かれた。神足氏は、神足村の土豪で、それ以外の詳細な歴史は定かでない。

 元亀2年に細川藤孝が勝龍寺城を大修築して神足城を取り込んだと考えられ、この時までに既に神足氏は没落したか滅亡したと思われる。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線長岡京市〜徒歩10分
 車 : 名神山崎IC〜国道171号線/下植野〜府道211号線
駐車場: 勝龍寺城公園の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
勝龍寺城に取り込まれてしまったお城。

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