上野 簗瀬城


お城のデータ
所在地 群馬県安中市簗瀬字城山
遺 構 曲輪、土塁、横堀、堀切
形 式 崖端城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 簗瀬城は、別名原市城とも呼ばれ、碓氷川左岸の河岸段丘崖を利用して築かれている。城のある河岸段丘の北側から碓氷川の支流が自然の堀となり、東に向けて三角形の地形を形成してる。

 簗瀬城の縄張りは、現在城山神社の境内となっている一帯が主郭で約70m四方の居館形式で崖に面した南側を除く三方に堀を巡らし、北から西側に土塁が残っている。この主郭を囲むように東の曲輪、北の曲輪、三の曲輪が配置され、北の曲輪北東部に大手口が開かれていた。


歴     史
 簗瀬城は、築城年代や築城者については定かでないが、菅沼城と共に碓氷川の渡河点を抑える位置に築かれている点、西の松井田城・東の安中城と安中氏の二大拠点に挟まれている点を考えれば、この城が安中氏によって築かれたと考えるのが自然なようだ。

 弘治2年に武田信玄が西上野へと本格的に侵攻を開始し、八幡平陣城を構えていることから、この頃には簗瀬城も武田氏の手に落ちたと考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR信越本線安中駅〜バス/原市四ツ角
 車 : 関越道高崎IC〜県道27号線〜国道18号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
碓氷川の渡河点を抑える位置に築かれたお城。

群馬県のお城
一覧表へ
トップページへ

関東のお城
茨城県栃木県群馬県千葉県埼玉県東京都神奈川県