上総 真里谷城


お城のデータ
所在地 千葉県木更津市真里谷字真地
遺 構 曲輪、土塁、堀切、竪堀
形 式 山城 築城者: 武田信長 築城年代: 康生2年


見 ど こ ろ
 真里谷城は、高滝湖の西側に連なる丘陵に築かれ、現在城跡はオートキャンプ場となっていて、主郭部まで登山道が整備されている。

 キャンプ場の管理棟・城山神社がある辺りが本丸で、土塁で囲まれた千畳敷がこの城の中心部だ。管理棟北側の一段高くなった所が二の丸、更に登山道の西側に三の丸、そのそれぞれに腰曲輪などの曲輪群が配されている。二の丸・三の丸にも空堀や土塁が残り、見応えのある城であった。


歴     史
 真里谷城は、康生2年に武田信長によって築かれた。信長は、甲斐国守護武田信満の次男で関東公方足利成氏に仕え、康生2年に上総守護代に任じられ一族を上げて上総へ入り、庁南城・真里谷城を築いて上総支配を確立していく。

 3代信興は真里谷氏を称し、4代信勝は足利義明を擁立して安房里見氏と手を結び小弓城に原氏を破った。

 足利義明が小弓御所を称すると、真里谷武田信勝は房総管領に任じられている。信勝−信休−信隆−信政と続くが、一族の内訌・里見氏の久留里城進出があり、信政が北条氏に与した。天文21年、武田信政は里見義堯・義弘攻められ椎津城に籠もるが攻め落とされ自刃した


お城へのアクセス
鉄 道: 小湊鉄道高滝駅〜徒歩約60分
 車 : 館山道市原IC〜国道297号線〜県道81号線〜県道168号線
駐車場: オートキャンプ場の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
上総武田氏が上総支配の拠点としたお城。

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