越前 丸岡城


お城のデータ
所在地 福井県坂井市丸岡町霞
遺 構 曲輪、天守、移築門、石垣
形 式 平山城 築城者: 柴田勝豊 築城年代: 天正4年


見 ど こ ろ
 丸岡城の天守は、全国で現存する12基の天守で最も古い。この天守は、二層三階の初期望楼型独立式で、軒下や壁面が白木造りとなっている。また、全国的に見ても珍しい石瓦で葺かれている。

 天守内部の階段は、大変急な階段で(訪れる観光客のためにか?)手すりならぬロープに捕まりながら上るのには驚いた。天守以外には何も残っておらず、堀も大部分埋め立てられ、小高い丘の上に天守閣だけがぽつんと建っている感じだ。


歴     史
 丸岡城は、天正4年に柴田勝豊によって築城された。天正10年に勝豊は近江長浜城主となった。天正11年に北の庄城主柴田勝家が賤ヶ岳の合戦で敗れ滅亡すると、丸岡城は丹羽長秀の持城となり、その後青山宗勝が46,000石で城主となった。

 慶長5年、関ヶ原の合戦で青山氏は西軍に与したため改易され、福井城主松平秀康の所領となり、今村盛次・本多成重が城代となった。

 寛永元年、松平忠直の改易後に本多成重が43,000石で大名に列した。本多氏は、元禄8年に改易となり、代わって越後糸魚川より有馬清純が50,000石で入封、8代150年居城した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR北陸本線丸岡駅、JR北陸本線福井駅〜京福バス/丸岡城
 車 : 北陸道丸岡IC〜県道17号線
駐車場: 丸岡城の無料駐車場(120台程度)を利用


ひとくち MEMO
日本最古の二層三階天守があるお城。

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