大和 松塚陣屋


お城のデータ
所在地 奈良県大和高田市松塚
遺 構 環濠
形 式 陣屋・環濠 築城者: 桑山一慶 築城年代: 延宝5年


見 ど こ ろ
 松塚陣屋は、中世豪族松塚氏の居館跡を利用して築かれたとされている。中世に松塚氏の居館は、「居館中心型」に分類される松塚環濠集落の北より中央部に長方形に道路となった堀跡が残っている。

 環濠としての遺構は、集落の南東隅に位置する市杵嶋神社付近と西蓮寺北側の用水路辺りに良く残っていた。


歴     史
 松塚陣屋は、延宝5年に桑山一慶によって築かれた。一慶は、大和布施(新庄)藩4代兄一尹より1,200石を分知され旗本に列し松塚に采地陣屋を構えた。天和2年、本家の一尹は4代将軍家綱の法要時に公家衆への不敬により改易となったが、一慶は家名相続を許され、この地を領して明治に至った。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄大阪線松塚駅〜徒歩約5分
 車 : 南阪奈道路葛城IC〜国道166号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
中世からの環濠集落に築かれた旗本采地陣屋。

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