大和 新庄城


お城のデータ
所在地 奈良県葛城市南藤井
遺 構 なし
形 式 平城 築城者: 桑山一晴 築城年代: 慶長5年


見 ど こ ろ
 新庄城は、屋敷山古墳を城の一部として利用した城であった。布施氏によって葛城山系の中腹の尾根に築かれた布施城の平時の居館として築かれた時も、既に古墳を利用している。

 現在、城跡は屋敷山公園として綺麗に整備されていて、屋敷山古墳の前に新庄城の石碑と案内板があった。尚、屋敷山古墳は国の指定史跡となっていて、全長135m×高さ15mの前方後円墳で、中世には城を築くのに適した地形(小山)と化していたのだ。


歴     史
 慶長5年、桑山一晴が紀伊和歌山城から布施(新庄)16,000石を領して入封して、布施氏が築いた居館跡に城(陣屋)を構えた。

 桑山氏は、重晴の時に豊臣秀長に仕え和歌山城代として4万石を領していた。関ヶ原には重晴は嫡孫一晴と共に東軍に与した。桑山氏は一晴〜一直〜一玄〜一尹と4代続いたが、天和2年に寛永寺において4代将軍家綱の法会の席で勅使に不敬があったとして改易となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR和歌山線大和新庄駅、近鉄御所線近鉄新庄駅〜徒歩約10分
 車 : 西名阪道柏原IC〜国道165号線〜県道30号線
駐車場: 屋敷山公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
国の史跡に指定された屋敷山古墳を利用したお城。

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