播磨 妻鹿城


お城のデータ
所在地 兵庫県姫路市飾磨区妻鹿
遺 構 曲輪、石垣
形 式 山城 築城者: 妻鹿長宗 築城年代: 元弘3年


見 ど こ ろ
 妻鹿城は、市川に面してお椀を伏せたような甲山に築かれている。妻鹿駅から堤防沿いの道を10分ほど歩くと、甲山山麓に荒神社がある。境内には立派な石碑があり、妻鹿城の縄張図が描かれた案内板がある。

 神社境内から道標に従って登ること約15分ほどで山頂の主郭に着く。途中、曲輪群や虎口の遺構があったが、どの曲輪も夏草に覆われ遺構をよく確認することは出来なかった。山頂の本丸からは市川を挟んで北の方向に姫路城天守を見ることが出来る。


歴     史
 妻鹿城は、元弘3年に妻鹿長宗によって築かれ、その後戦国時代の天正年間に黒田孝高によって再興された。

 天正5年、織田信長の命により羽柴秀吉が播磨に侵攻した時、姫路城主黒田(当時は小寺)孝高は、姫路城を秀吉に譲り妻鹿城(別名:国府山城)へと移った。

 天正8年、三木城主別所長治が滅びると、秀吉は姫路城を大修築して居城し、海から姫路まで通じる交通路市川を押さえる妻鹿城が姫路防衛のための要所ともなっていた。  


お城へのアクセス
鉄 道: 山陽電鉄妻鹿駅〜徒歩約10分
 車 : 姫路バイパス姫路東IC〜県道551号線〜国道250号線〜県道517号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
姫路城天守を遠望することができるお城。

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