信濃 南熊井城


お城のデータ
所在地 長野県塩尻市片丘南熊井
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 平城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 南熊井城は、南熊井地区にある松林寺背後の段丘に築かれている。現状は、畑地となっていて、単郭方形の縄張りであったのか、あるいは副郭式の縄張りであったかは判別しがたいが、この城がこの地を領した豪族の城と考えれば、おそらく単郭であったと推定される。

 現在、方形の主郭の三方を空堀が巡らされ、西側の寺側は高い切り岸となっている。主郭北東隅と北側の横堀には土塁の遺構が残っている。


歴     史
 南熊井城は、築城年代や築城者については定かでない。北熊井城と至近距離に位置することからすれば、小笠原氏に属し、天正14年に北熊井城が武田氏に攻められた時にこの城も攻められ落城したと推定される。

 武田氏によって改修されたかどうかは明らかではないが、北熊井城の出城的な役割を果たしたと考えられる。


お城へのアクセス
鉄 道: JR中央本線塩尻駅〜バス/松林寺入口
 車 : 長野道塩尻IC〜国道20号線〜県道63号線
駐車場: 松林寺の参拝者用無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
畑地を囲繞する空堀が良く残っているお城。

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