伊予 港山城


お城のデータ
所在地 愛媛県松山市港山町
遺 構 曲輪
形 式 山城 築城者: 河野通盛 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
 港山城は、松山の海の玄関三津浜港入口(フェリー乗り場の北側対岸)にある西港山に築かれた城だ。港山全体が雑木と竹藪に覆われており山頂まで登ることが出来ないが、麓の湊三嶋神社境内から港へ出入りする船を眺めていると、この城が港湾監視の目的を持って築かれたことがよく分かる。


歴     史
 港山城は、南北朝時代に河野通盛によって築かれた。居城を湯築城へと移した際、海辺警護の目的で築かれたと云われている。

 室町中期からの河野本家と分家予州家との争いでは、予州家河野通春が港山城に拠った。文明14年に通春が病没すると港山城は本家方によって攻められ落城した。その後、河野氏は海浜防備のため湊山衆をこの城の置き、大友氏や毛利氏の海上から進入を防いだ。しかし、天正13年、豊臣秀吉の四国征伐の時、小早川隆景によって攻められ落城した。


お城へのアクセス
鉄 道: 伊予鉄道高浜線港山駅〜徒歩5分
 車 : 松山道松山IC〜国道33号線〜国道196号線〜国道437号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
三津浜港の港湾監視の役目を担ったお城。

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