出雲 三刀屋城


お城のデータ
所在地 島根県雲南市三刀屋町古城
遺 構 曲輪、石垣、土塁
形 式 山城 築城者: 諏訪部扶長 築城年代: 承久3年


見 ど こ ろ
 三刀屋城は、尼子氏の本城、月山富田城を中心にした出雲の支城網『尼子十旗』の第三の城とされた城だ。

 現在、城趾公園としてきれいに整備されている。いつも大汗を流しながら登る山城、城の遺構と眺望が疲れを吹き飛ばしてくれるが、たまには本丸まで車で登ることができるのもいいもんだ。(印象度は落ちるかも?)。

 三刀屋城の縄張りは、山頂部に本丸・二の丸が置かれ、山腹にも随所に大小の曲輪が幾つも配置されている。三刀屋城の遺構としては、本丸には物見台(天守台か?)があり、また二の丸と間には石垣が今も良く残っていた。


歴     史
 三刀屋城は、承久3年に諏訪部扶長が三刀屋郷地頭職に任じられ、この地の築城した。以後、諏訪部氏は三刀屋氏を名乗り、14代368年の長きに渡って、この城を居城とした。

 14代三刀屋久扶は、月山富田城尼子氏に臣従していたが、天文11年に大内義隆に攻められて大内氏に臣従したが、その後再び尼子氏に従った。

 永禄5年に毛利元就に従い、以後毛利氏家臣として戦功を上げるが、天正16年に毛利輝元から疑われた結果、領地を没収され三刀屋氏は滅亡した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陰本線出雲市駅〜バス/古城
 車 : 松江道三刀屋木次IC〜国道54号線
駐車場: 城址公園の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
『尼子十旗』の第三の城。

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