信濃 溝口上城


お城のデータ
所在地 長野県伊那市長谷溝口字辰の口
遺 構 曲輪、堀
形 式 丘城 築城者: 溝口正慶 築城年代: 天文年間


見 ど こ ろ
 溝口上城は、溝口地区の北端部に位置し、小犬沢によって台地が削られた崖を利用して築かれている。 

 集落内の奥まった所にある観音堂と前の畑地が主郭部で、一段下がった水田も曲輪の一部と考えられている。主郭下の水田脇に「大徳王寺城」の石碑と案内板が建てられていた。案内板によると、伝承では南北朝時代に南朝方の北条時行が籠もり、北朝方の信濃守護小笠原貞宗が攻めたと「大徳王寺城」とは、この城のことだとしている。


歴     史
 溝口上城は、天文年間に溝口正慶によって築かれた。保科正忠の次男で溝口下城の溝口氏友が武田氏に追われて松尾城へ移った後、武田氏に従った保科氏の一族である正慶がこの地を領した。しかし、正慶は後に武田氏によって斬殺された。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線伊那市駅〜JRバス/高遠駅〜バス/溝友館
 車 : 中央道伊那IC〜県道87号線〜国道361号線〜国道152号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
大徳王寺城の合戦の舞台となったと伝承のあるお城。

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