信濃 室賀城(原畑城)


お城のデータ
所在地 長野県上田市上室賀字原
遺 構 曲輪、堀切
形 式 居館 築城者: 室賀氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 原畑城より笹洞城を望む )
 戦時の城である笹洞城と平時居館である原畑城を合わせて室賀城と云われいる。原畑城は、笹洞城のある城山の南麓にある集落にある原組公民館一帯に築かれ、公民館西側の畑地は「上の屋敷」と呼ばれいる。

 この辺りは、大沢川に沿って居館自体が尾根筋へと登る大手道に立ちふさがる様な馬の背状になった地形で、上の屋敷西側の道路が堀切の跡であろうか。


歴     史
( 堀切とされる切り通し )
 室賀城は、築城年代は定かではないが室賀氏によって築かれた。室賀氏は、室賀郷を本貫地とする豪族で、康正2年に船山代官を務めた室賀貞信の名が伝えられている。

 戦国時代、室賀信俊は村上義清に従っていたが、天文20年以降は佐久・小県を攻略した武田晴信に臣従し本領を安堵されている。その後、信俊は武田氏に従い各地を転戦し戦功を立てたが、天正3年の長篠の合戦にて負傷して帰陣後に没している。武田氏滅亡後の天正11年に室賀経秀は上田城の真田昌幸と戦い、和議後に謀殺され、室賀城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: しなの鉄道上田駅〜バス/室賀温泉
 車 : 上信越道上田菅平IC〜国道18号線〜国道143号線〜県道160号線
駐車場: 原組公民館の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
室賀城の平時の居館であったお城。

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