美濃 室原城


お城のデータ
所在地 岐阜県可児市室原
遺 構 曲輪、竪堀、土塁、石垣
形 式 山城 築城者: 可児氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 室原城は、別名長洞城とも云われ、室原の西にある丘陵に築かれている。登城口から道は、多少薄いが左手に尾根筋を登る登城道が通じている。途中、登城道に沿って竪堀があり、土止めの石積みが残っていた。さらに大手曲輪と腰曲輪の間にも結構深い竪堀が設けられている。

 室原城の縄張りは、比高約100m(標高216m)の山頂部に大手曲輪・腰曲輪・一の曲輪・二の曲輪・三の曲輪が北から南の尾根筋に連郭式に曲輪が配置された典型的な山城だ。


歴     史
 室原城は、築城年代は定かではないが可児氏累代の居城であった。永禄8年、美濃を制した織田信長は、森可成を金山城主に封じて東美濃の旗頭とした際、城主可児秀行は森氏に臣従した。

 天正12年、可児秀行は森長可に従って小牧長久手の合戦に出陣したが、楽田八幡林の一戦で長可共々討死にした。慶長5年、森忠政が信濃川中島へ移封された時、可児勝行もこれに従って信濃に移り室原城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 名鉄広見線西可児駅〜バス/室原
 車 : 中央道小牧東IC〜尾張パークウエイ今井IC〜県道191号線
駐車場: なし(アーレス東海前に駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
多少薄い登城道を登れば、竪堀が出迎えてくれるお城。
  • 室原城の登城口
    登城口は、室原地区から長洞地区へと県道を進むと、丘陵を越える峠左手に室原城の石碑と登城口の案内がある。(目印は、株式会社アーレス東海の建物。)

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