長門 厚狭毛利氏館


お城のデータ
所在地 山口県山陽小野田市郡
遺 構 石垣、井戸
形 式 居館 築城者: 毛利元宣 築城年代: 寛永2年


見 ど こ ろ
( 厚狭毛利氏館の標柱 )
 厚狭毛利氏館は、厚狭川左岸に面した郡地区にある日本化薬(株)殿町寮敷地から北側の民家敷地一帯に築かれていた。寮の駐車場前に標柱が立てられていた。

 寮管理人のご厚意で寮の敷地内にある石垣を見学させて頂いた。この石垣が毛利氏館の南西隅に当たるようだ。また、民家の敷地内には居館の井戸が現存しているが、これは見ることが出来なかった。


歴     史
( 萩厚狭毛利氏屋敷 )
 厚狭毛利家は、毛利元就の五男元秋に始まり、天正13年に出雲富田月山城にて元秋が没し、同母弟の八男元康が跡を継いだ。慶長5年に関ヶ原に敗れた毛利輝元が防長2国へと移されると元康もこれに従い、長門厚狭にて10,500石を与えられた。

 3代元宣は、慶長6年に父元康の死去に伴い幼少にて家督を相続するが、元和3年に馬揃えの不首尾による減知され、寛永3年に毛利秀就より6,000石を与えられ、厚狭に居館を構えた。以後、厚狭毛利家は一門家老として代々続き10代元美の時に明治を迎えた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陽本線厚狭駅〜徒歩約20分
 車 : 山陽道小野田IC〜県道71号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
毛利一門家老の一家、厚狭毛利氏の居館。

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