遠江 波津陣屋


お城のデータ
所在地 静岡県牧之原市波津字一丁田
遺 構 なし
形 式 陣屋 築城者: 一橋治済 築城年代: 寛政9年


見 ど こ ろ
 波津陣屋は、相良城二の丸に当たる相良小学校と県道69号線を挟んで南側、丁度静岡銀行相良支店の西側市街地一帯に築かれていた。

 陣屋跡にある市街地を探索するが、陣屋の遺構らしきものは何も残っていなかった。ただ、民家敷地内の北から南にかけて低い土塁状の盛土があったが、これが陣屋の遺構なのかは分からない。


歴     史
 天明7年に田沼意次が失脚して家督を継いだ田沼意明が陸奥下村に移封になると、相良藩領は天領となり、寛政6年に一橋治済の遠江国内で3万石が相良で与えられ、寛政9年に采知陣屋が設けられた。

 文政6年に田沼意正が陸奥下村より旧領の相良で1万石を与えられ旧相良城内に陣屋を構えるが、この田沼氏の相良陣屋と混同を避けるため、一橋陣屋は波津陣屋と呼ばれた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線藤枝駅〜バス/相良庁舎前
 車 : 東名相良牧之原IC〜相良バイパス大沢IC〜国道247号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
御三卿一橋家の遠江の所領を支配した采知陣屋。

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