大和 楢原平城


お城のデータ
所在地 奈良県御所市楢原
遺 構 曲輪、空堀
形 式 平城 築城者: 楢原氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 楢原平城は、楢原地区内の西端にある。葛城山麓の緩い傾斜地を掘りきって分断して城地としている。縄張りは、基本的には周囲を堀で囲んだ方形単郭様式だが、郭内が狭いながらも一二三段に分かれた複雑なものとなっている。現在は、城地は堀跡も含めて畑となっているため、立ち入りは出来るだけ避けた方が良いだろう。


歴     史
 楢原平城は、築城年代は定かでないが楢原氏によって楢原城の平時の居館として築かれた。楢原氏は、大乗院方の国民で南党(葛上党)の領袖であった。楢原氏は、応仁の乱では南隣の吐田氏と争っている。その後、越智氏と婚姻を結び越智一門となり、南和では越智氏に次ぐ勢力を誇った。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR和歌山線御所駅・近鉄御所線御所駅〜バス/楢原
 車 : 南阪奈道葛城IC〜県道30号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
一二三段に分かれた曲輪を取り囲む堀が良く残っているお城。

奈良県のお城
一覧表へ
トップページへ

近畿のお城
滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県