三河 西川城


お城のデータ
所在地 愛知県豊橋市石巻西川町城山
遺 構 曲輪、空堀、土塁
形 式 丘城 築城者: 西郷正勝 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 西川城は、大福寺境内とその裏山一帯が城山と呼ばれる小高い丘に築かれている。

 大福寺から登ると空堀と平虎口とこれに連なる土塁が巡らされている。さらに西側は栗園となっているが、周囲に土塁が巡らされていた。訪れた時は夏草に覆われていたが、この土塁の外側は落差のあり、見応えのある遺構であった。


歴     史
 西川城は、築城年代は定かでないが五本松城主西郷正勝によって築かれた。永禄5年に西郷正勝・元正父子は討死し、正勝の二男清員が西川城主となり西郷宗家義勝の後見・陣代を勤めた。

 その後、清員の子家員が本家を相続し、天正18年に家康の関東移封に従って下総生実へと移り廃城となった。江戸時代、寛永元年には三河吉田城主小笠原長矩の弟長秋が2,000石を分知され城跡に陣屋を構えた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線豊橋駅〜バス/西郷小学校前〜徒歩約15分
 車 : 東名豊川IC〜県道499号線
駐車場: なし(大福寺境内に駐車可能)


ひとくち MEMO
栗園の廻りには土塁と空堀が残っているお城。

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