岩代 笈川城


お城のデータ
所在地 福島県河沼郡湯川村笈川字館
遺 構 曲輪、土塁
形 式 平城 築城者: 三浦頼盛 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 笈川城は、笈川地区にある笈川小学校の敷地と東側にある八幡神社境内一帯に築かれていた。現在は、神社の東側辺りに土塁の名残と思われる地形がわずかであるが残っていた。

 城の縄張りは、かつては溷川が城の南から西へと鈎形に曲がって流れて城の外堀の役目を果たし、小学校となっている方形の本丸、更に西側に二の丸を配し、本丸・二の丸を取り囲むように三の丸が配されていた。


歴     史
 笈川城は、築城年代は定かでないが三浦頼盛によって築かれた。頼盛は、その後新国氏を称している。戦国時代の永禄から天正年間には栗林下総が居城していた。

 栗林下総は、天正12年に四天宿老の一人であった松本行輔と葦名盛隆に叛乱を起こし、葦名氏の居城黒川城を占拠する。しかし、葦名盛隆はただちに佐瀬河内・平田の両人に命じて鎮圧し、栗林下総は赤塚定景に討たれた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR磐越西線笈川駅〜徒歩約15分
 車 : 会津縦貫道湯川IC〜県道326号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
葦名盛隆に叛乱を起こして討ち取られた栗林下総の居城。

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