駿河 大平城


お城のデータ
所在地 静岡県沼津市大平
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 平山城 築城者: 北条氏 築城年代: 元亀年間


見 ど こ ろ
 大平城は、元亀年間に北条氏によって韮山、戸倉城との「繋ぎ城」として築かれた。天正9年、戸倉城が武田氏の手に落ちると大平城は狩野川を押さえる唯一の城となった。

 城主は、当初北条氏の家臣遠山民部が守将であったが、その後北条氏堯が入り武田氏に備えていた。天正18年、豊臣秀吉による小田原攻めにより北条氏が滅亡と共に大平城も廃城となった。


歴     史
 大平城は、円教寺の南側に連なる丘陵上に築かれた城だ。寺の裏山(現在は墓地)も大平城の出丸であったと推定されている。

 城の縄張りは、丘陵の尾根を本の丸・二の丸・出曲輪等を連郭式に配置していて、城の規模は繋ぎの城であったこともあり小規模なものだ。

 この城の見どころは、尾根を断ち切るように設けられた堀切であろう。また、丘陵先端部(城の曲輪群の先端部と思われる)には、徳川家康の側室お万の方が信仰した七面山のお堂があった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線沼津駅〜バス/新城
 車 : 東名沼津IC〜国道246号線〜国道414号線〜県道139号線
駐車場: 円教寺の参拝者用無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
韮山・戸倉城との繋ぎのお城。

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