美濃 大谷吉継陣


お城のデータ
所在地 岐阜県不破郡関ケ原町山中
遺 構 曲輪、堀切、横堀
形 式 陣所 築城者: 大谷吉継 築城年代: 慶長5年


見 ど こ ろ
 大谷吉継陣所は、山中地区の若宮八幡神社境内背後の丘陵上に築かれている。街道を隔てて小早川秀秋が陣を張った松尾山城が指呼の距離に見える。

 陣所の石碑が立てられているところには、西側を通る街道に塹壕状に土塁と横堀の遺構があり、更に、塹壕を登った北側の丘上には、浅くなった堀切で区切られた二段に分かれた曲輪がある。この辺りが中世豪族の城であった山中城のあったところであろうか。


歴     史
 大谷吉継は、慶長5年9月3日に関ヶ原山中村に着陣して陣所を構築した。9月15日、関ヶ原の合戦の幕が切って落とされる。大谷吉継勢は、藤堂高虎・京極高知勢と戦闘に入るが、東軍に寝返った小早川秀秋・朽木元綱・赤座直保・脇坂安治・小川祐忠の軍勢が襲いかかり、ついには総崩れとなり吉継も自刃、西軍の敗北となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線関ヶ原駅〜徒歩約20分
 車 : 名神関ヶ原IC〜国道21号線
駐車場: 大谷吉継陣所の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
内通が疑われた小早川秀秋の松尾山に備えた大谷吉継の陣所。

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