讃岐 乙井城


お城のデータ
所在地 香川県さぬき市長尾町造田乙井川南
遺 構 曲輪
形 式 山城 築城者: 四宮光利 築城年代: 天正年間


見 ど こ ろ
 乙井城は、小高い独立丘の諏訪山に築かれた城だ。諏訪山の北には鴨部川が流れて堀の役目をなしている地形だ。

 諏訪山山頂には諏訪神社が建てられて、この神社は天正年間に城主四宮光利が信濃諏訪神社の分霊を勧進したものとか。神社本殿は、山頂部にある諏訪古墳の上に建てられている。

 城の遺構は明確ではないが、神社の鳥居から南の本殿へ続く参道部分の削平地一帯であろうと思われ、鳥居までの参道脇には腰曲輪と思われる削平地もあった。


歴     史
 乙井城は、天正年間に四宮光利によって築かれた。永正年間に信濃から讃岐に来た四宮右近は、引田城を修築して昼寝城主寒川氏に仕えた。 

 四宮光武の代に至って阿波の三好長治によって引田城を攻められ落城した。光武の弟光利は、戦国秀久の家臣となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR高徳線造田駅〜徒歩約15分
 車 : 高松道津田寒川IC〜県道37号線〜県道141号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
山頂部の古墳を利用して守護神を祭ったお城。

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