近江 井ノ口館


お城のデータ
所在地 滋賀県高島市新旭町安井川
遺 構 曲輪、土塁、横堀、土橋
形 式 居館 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 井ノ口館は、大宝寺山南麓にある西佐々木氏(高島氏)の氏神大荒比古神社の東側に築かれている。天台寺院の大宝寺坊院跡を利用して城砦化したと考えられ、空堀と土塁が囲繞する方形の曲輪(屋敷)を幾つも統合して一つの城郭とする縄張りで、清水山城の居館群と共通する縄張りとなっている。

 館跡の一部が宅地化され遺構が消滅しているが、神社から谷を隔てた館の北西部から北側にかけて土塁・空堀・土橋等の遺構が良好な形で残っている。また、館の北東部角には土塁と堀が残り、この切岸と土塁は高さもあり見応えのある遺構だ。 


歴     史
 井ノ口館は、築城年代や築城者など詳細なことは定かでないが、永禄年間に清水山城が改修された同時期に築城あるいは改修された可能性が高い云われている。

 元亀4年に織田信長が高島郡を攻略した際、清水山城共々落城したと推定できる。


お城へのアクセス
鉄 道: JR湖西線新旭駅〜バス/井ノ口
 車 : 湖西道路志賀IC〜国道161号線
駐車場: 大荒比古神社の参拝者用無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
方形の居館群の集合体が一つのお城になっている・・・。

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